ニーチェに学ぶ「奴隷をやめて反逆せよ!」 ーまず知識・思想から 2020年10月7日


オランダ人画家のボッシュが、当時どれぐらい激しい、戦闘的な魂をした画家だったか、日本人は知らない。オランダがスペイン帝国からの独立運動を始めて(1568年。エグモントが刑死した)、たくさんのオランダ人が殺されて、同時にプロテスタント宗教革命が起きていた動乱期の始めに(これがヨーロッパ近代の始まりだ)、その最中に、真っただ中で、事件を目撃して、優れた筆で描き出して、後世に残したオランダ人の偉大な画家だ(中略)ボッシュの絵の本当の素晴らしさもまだほとんど知られていない。スペイン帝国(フェリペ2世)と、神聖ローマ帝国(ウイーン)とローマ教会(ヴァチカン)からの命懸けの血みどろの独立戦争(八十年戦争)を戦ったのがオランダ人たちだ。ヨーロッパの西暦1500年(16世紀)の中心だったイタリア(フィレンツェ)のルネサンスの本当の意味は何だったか、を日本では今も誰も分からない。

※大高保二郎名誉教授の著書『ベラスケス』に三十年戦争がこう書かれています。スペイン大使インファタード公爵やナポリ副王のオニャーテ公爵を後ろ盾としつつ、ローマ教皇はもとより上記コレクションの貴族の所蔵者たちがスペイン王国には好意的であるという、ベラスケスには有利な環境であった側面を見逃してはならない。フランスは三十年戦争において、神聖ローマ帝国を敵視した結果、カトリック教国なのにプロテスタント側諸国に加担したという過去が禍したと考えられる、と。ルネサンスについては中谷彰宏氏の著作から別視点でご案内します。