ジョルジュ・スーラ 点描のモデルニテ 2020年10月8日

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ジョルジュ・スーラ 点描のモデルニテ [ 坂上桂子 ]
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画面の右手前にもっとも大きく描かれた男性とカップルの猿を連れた女性は、当時出されたいくつかの批評における指摘に基づくと娼婦と考えられる。同様に、画面左端で魚を釣る女性は、魚を釣ることが男性を釣る意味に転じることから、またその脇で座る女性は付添人がいないため、ともに娼婦である可能性が指摘される。十九世紀当時は、ブルジョワジー以上の階級の女性が一人で公的場所を歩いたり訪れたりする習慣はなかったため、一人の女性はたいてい男性を誘う存在と考えられた。(中略)大きく腰の膨らんだスカートは、トゥルニュール服といわれる最新流行モードで、もともとはブルジョワジーの人びとの間で一般に外出時に着用された服装である。ところが十九世紀も後半になると、次第に機械による大量生産が行われるようになり、より多くの人びとが、安価で手軽にこうしたドレスを手に入れることができるようになった。(中略)シャルル・ブランは次のように述べている。「絵画は、公的な教育という職務を負っていないから、少しずつ私たちを改革し、改善する。法則は、命令するので、だんだん従われることはなくなるだろう。道徳は、義務を負わせるので聞き入られなくなるだろう。芸術は、私たちを喜ばせるものであるから、私たちを説得する方法を知っている」 。

下のブログの絵(難波地下街の絵)についての解説、引用文です。スーラの話はシニャックやピサロ、ローラン、ゴッホに繋がってゆきます。