〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤

「さかさめがね」をかけることによって網膜像を再度逆転してやる(つまり正位させる)と、当然世界は逆転して見えます(略)例外なくひどい酔いと吐き気をもよおします。ところが数週間かけ続けると、順応によって、行動が適応的になるばかりか、知覚までが変化する。最終的には、世界が「正立し」「安定して」見えだす(略)上下逆転なら一週間、左右逆転でも四、五週間で、世界はふたたび正立して見えだす(略)つまり「慣れる」あるいは「馴れる」ということは、環境のクリティカルな部分に自分の敏感性を合わせること(順応)

自分の敏感性が境涯の高低だと思います。